日 本 の 美 術 |
HOME|ブログ本館|日本文化|美術批評|東京を描く|水彩画 | 動物写真 | プロフィール|掲示板 |
歌撰恋之部(二):歌麿の美人画 |
(物思恋) 歌麿の美人画の中でもっとも有名な一枚で、各時代を通じて復刻版が作られた。そのたびに、着物の柄の色や顔の輪郭が微妙な変化を示した。 「物思恋」という題名通り、恋の物思いにふけっている女の、放心したような表情をたくみに捉えている。この独特の表情が、多くの人々をひきつける魅力のもととなったのだろう。 この女も、髪型や着物からして、成熟した女と思われる。 (稀ニ逢恋) 「稀ニ逢恋」とあるように、稀にしか逢えない男を思う、女心の切なさのようなものが伝わってくる一枚。 顔の表情や着物からして、まだ若い女と思われる。 |
HOME|歌麿|次へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2013-2015 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |