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随心院:日本の寺院庭園




随心院は、平安時代に任海僧正によって創建された古い寺であるが、応仁の乱以降荒廃していたものを、慶長四年(1599)に九条・二条両家によって再建された。

庭園は、池泉回遊式庭園である。書院の前の空間を、心池を中心にして広がっている。上の写真は、書院越しに池を眺め渡したところ。



画面中央の湧き水は、この池の水源となるものだ。



随心院は、洛巽の苔寺と呼ばれていたように、書院の周囲に苔を張り巡らしている、西芳寺の苔ほど規模は大きくはないが、独特の風情をかもし出している。



随心院はまた、小野の小町に由緒のある寺として知られている。晩年の小町が、ここで余生を送ったと伝えられており、境内には小町の文塚とか化粧の井戸が残されている。







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