日 本 の 美 術 |
HOME|ブログ本館|日本文化|美術批評|東京を描く|水彩画 | プロフィール|掲示板 |
群仙祝寿図:富岡鉄斎の世界 |
「群仙祝寿図」は、鉄斎自身の長寿を祝って描いたもの。その旨が箱書に記されている。寿老人を囲んで、数人の仙人が祝福している場面。寿老人が鉄斎の自画像であるとされる。 この年、鉄斎は八十六歳になっていた。当時としてはかなりな長寿である。かれは八十九歳まで生きるのであるが、死ぬまで筆をおかなかった。というより、年を重ねるごとに筆は冴えていったのである。 画面上部に、「余この図を造りしに、頗る仙気あるを覚ゆ」とある。よほど気に入ったと見える。 (1921年 紙本着色 134.5×32.5cm 清荒神清澄寺) |
HOME | 富岡鉄斎 | 次へ |
作者:壺齋散人(引地博信) All Rights Reserved (C) 2013-2021 このサイトは、作者のブログ「壺齋閑話」の一部を編集したものである |